先月は、別件でビデオジャーナリストの活動について調べつつ、教育活動(フィールドワーク)におけるモバイル・ライブストリーミングの実証実験も同時に進めていた。現在、日本でモバイルビデオのストリーミングを実践できる機種は一部のスマートフォンに限られている。今のところ、ドコモのHT-03Aが最も安定しており、ユーザーのコミュニティも形成されているため、関連情報を取得しやすい。HT-03Aを使ったライブストリーミングについては、関連動画をYouTubeにアップロードしておいた。
私は、徹底したワンマンバンドのスタイルで活動しているフリーランスなので、前述したプロジェクトで得た情報をそのまま仕事に応用できる立場にある。早速、先週から実践しているのだが、驚嘆の日々が続いている。2000年に登場したカメラ付きケータイ「J-SH04」(J-PHONE)と、Picture Messagingサービス(写メール)の革新性を上回る衝撃だと言ってよいだろう。
フリーランスとして最も恩恵を受けているのは、オンラインミーティングである。特に(オフィス内で)突発的に発生する小さなミーティングにも参加できるようになった。たとえば、「午後、●●先生が来ることになったのですが、例の件について聞いておきますか?」などとメールが届いたら、すぐに「スケッチを見せて説明したいので準備よろしく」と返信する。準備というのは、私の個人サイトにアクセスするだけである。サイトには、Ustreamの画面とFriendFeedのタイムラインがレイアウトされている。私は、カフェに入ってスマートフォンで生中継する。会話はケータイを使うが、資料を見せたり、スケッチを描いて説明するときは、Ustreamを見てもらう。パソコンを使うわけではないので、こちらの準備は1分もかからない。無線LANがあれば使うし、なければイーモバイルのPocket WiFiを使う。イーモバイルが使えなければ、スマートフォンの3G回線でもOKだ。

ドコモのHT-03AでUstreamのライブストリーミング
今後は、小さな勉強会も可能な限りスマートフォンで生中継し、関係者に提供したいと思っている。UstreamやQikは、録画を保管してくれるので、プロジェクトのアーカイブとしても活用できる。以前から、やろうと思っていたことだが、ビデオで撮って、YouTubeにアップロードする手間は想像以上に大変なことだった。ここまで、手軽になったライブストリーミングを使わない手はない。

3G回線もしくはイーモバイルのPocket WiFiにつないで生中継
こんな”ポケット放送局”を持ち歩いていると、希少な場面に出くわし、野次馬根性も出てくる。きれいな夕暮れを生中継するくらいなら良いのだが、突然目の前で起こった事故などもすぐにライブ配信できてしまう。一般市民に、このような生中継の機能が提供される時代はすぐそこまで来ている。行動基準や倫理観について語られる前に、普及しそうな勢いである。

移動中、夕日がきれいだったのでUstreamを使って生中継を始めた
関連エントリー:
- YouTubeでみる「第三の目」
※2008年2月のエントリー
写真は、昨年の4月10日(PM4:50頃)に撮ったものです。私が陸橋を通りかかったときには、すでに人が集まっていました。数分後、報道のヘリが上空に現れ、さらに遅れてテレビ局のクルーがやってきました。
関連Podcast:
iPhone 3GSから投稿
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